最終更新日:2023/04/27
【詳細】
学校名:札幌エルム共育学院
住所:札幌市中央区南1条西4丁目13番地日之出ビル
TEL:011-233-4919
昨今では、介護資格が幅広い年代から注目されるようになりました。高齢介護を行ううえで必須となり、ホームヘルバーや介護福祉士として社会貢献できる点が人気となっています。札幌市は全国屈指の介護資格学校が点在している地域で、約210校にものぼります。その中のひとつである「札幌エルム共育学院」について、詳しく見ていきましょう。
札幌エルム共育学院は札幌市中央区にある介護資格専門学校で、1989年に設立されました。これまでに計4万3,000人が卒業しており、市内はもちろんのこと道内一帯の介護施設・病院等に就職しています。2019年度は総勢720名が札幌エルム共育学院を卒業しており、市内でも最大規模で学生数が多い教育機関だといえるでしょう。この専門学校では初任者研修・実務者研修の2つの資格を取得することが可能で、学科だけでなく実技講習も実施しています。
なお、この専門学校は運営元が社会福祉施設であり、学生として在籍しているときから系列施設で講習が行われているのが特徴です。一般的な介護資格学校の場合、卒業後に各自で介護実習先を見つける必要があるため、資格取得に2年以上もの期間を要することもあります。しかし、こちらの学校では学科と並行して介護実習もできるため、最短3か月で介護資格を取得可能です。
なお、通学スタイルのほか通信教育を2018年度から導入しており、パソコン・タブレット端末を利用して講習動画を見ながら学科を学べるため、札幌市在住者でなくても勉強できます。また、実習に関しては土日などの休日に行われるので、普段は平日に仕事をしながら資格取得勉強をしているという方でも無理なく学習に励めることでしょう。2015年から札幌市の助成金対象校にも指定され、入学金と授業料をあわせて最大80%の補助金も支給されます。
札幌エルム共育学院は年間約400名以上もの卒業生を輩出している学校で、市内でも介護資格専門学校として名高い知名度を誇っています。インターネットの検索で「札幌エルム共育学院・口コミ」と入力すると、約200件近くのブログやSNSがヒットしました。
検索結果は同学校を卒業した方や在校生の口コミとなっており、札幌エルム共育学院の詳細な情報を目にできます。その大半が非常に好意的な記述で占められていたため、ここで一例を見ていきましょう。
「社会人が通いやすい環境がある」「サポートが充実」「就職先が多い」という声が多く、学生から高い評価を受けている学校だといえます。こちらでは昼間に通学するコースのほか、夜間・通信教育課程の計3つのコースで講義を実施しているのが特徴です。
2019年度からあらゆる職種で副業が解禁されており、ダブルワークとして空いた時間に介護施設で働こうと考えている方から高評価を得ていました。就職時の支援に関しても記述をなされている方が多く、就職サポート事務局があることが公式ホームページで見てとれます。
ここでは在校生の支援だけでなく卒業生にも対応しており、札幌をはじめとする道内・本州など計1,000件以上もの社会福祉施設と提携して就職先を紹介しているのです。教育面だけでなく、実務のサポートもなされていることが口コミでよい評価につながっているといえるでしょう。
札幌エルム共育学院では「初任者研修」と「実務者研修」という2つの資格を卒業後に取得可能です。どちらも介護資格の要ともいえるもので、初任者研修は2015年まではホームヘルパー2級と呼ばれていました。主に特別養護老人ホームやデイケアハウス・訪問介護の業務を担当し、入浴や食事の介助など高齢者の身の回りのお世話をします。2020年8月時点で全国に約26万人の有資格者がいますが、この数は決して多くありません。政府ならびに厚生労働省の発表では、2025年までに約50万人の介護資格者を確保すると見解を述べており、助成金等を支給して資格を取得しやすい環境を整えていくとのことでした。
そして実務者研修は、既に初任者研修の資格を有している方がステップで取得を目指す資格です。福祉施設の運営に直接関わることが可能であり、施設利用者の介護計画書やスタッフのシフト調整といった事務作業を一手に担えます。施設を増やすためには実務者研修資格を有する方がいなければならないので、こちらも政府では人材確保のために多数の優遇措置を実施しているほどです。
なお、一般的な教育機関では教育修了後は各資格に応じた試験を受けなくてはいけません。しかし、こちらの学校は社会福祉法人が学校を運営しているため、学生は施設での実務経験を経ているとみなされ、学科ならびに実習を行うことなく資格を授与されます。
今回は、札幌エルム共育学院の概要と口コミ・取得できる資格について見てきました。今後ますます高齢化社会と歩みを進める日本は、介護資格の需要も高まりを見せるでしょう。副業はもちろんのこと、社会福祉に貢献したいという方なら、資格を取っておくと将来役立ちますよ。